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鉄砲隊の爆音響く 高島城祭にぎわう
2024年5月27日
第55回高島城祭は26日、諏訪市の高島公園で開いた。催し物には「龍神の舞」や和太鼓、木やりなど19団体が出演。姉妹都市や地元特産品の販売ブース、屋台などが並び、多くの来場者でにぎわった。
開会式典で、金子ゆかり市長は「県内の城で天守閣があるのは、松本城と高島城の二つのみ。コロナ後の回復ペースに入り、インバウンドの観光客も増えてきた。大いに楽しみましょう」と述べた。
催し物は、古式砲術国宝松本城鉄砲隊の演舞からスタート。高島藩と松本藩が連合軍として戦った和田嶺合戦にちなんで火縄銃を空砲で披露し、迫力ある爆音を響かせた。
歩行者天国となった諏訪湖側の市道には、屋台が軒を連ね、家族連れなど祭りの雰囲気を楽しむ人たちがあふれた。姉妹都市の物産販売、長野国際文化学院のチャリティーギョーザも人気を集めた。
イベントは1970年の天守閣復興を記念した市民祭りで、毎年この時期に行われている。市と諏訪観光協会、諏訪商工会議所などでつくる実行委員会が主催した。(写真はごう音を響かせ、開幕を盛り上げた鉄砲隊)