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高遠しんわの丘ローズガーデン バラ祭り始まる

2024年5月26日


 伊那市高遠町のバラ園「高遠しんわの丘ローズガーデン」で25日、バラ祭りが始まった。標高830メートルの高台に約270種の3千株余りが植わり、6月22日(土)までの期間中は、色とりどりの花とともに多数の催しが楽しめる。
 園を管理する市振興公社によると現在、見頃の「アンネフランク」「ケアフリーワンダー」「ツルノックアウト」などは例年より1週間ほど早く開花。園全体の最盛期は10日前後になる見込み。
 オープニングセレモニーでは、市内の音楽愛好家でつくる楽団「イーナちゃんカルテット」による演奏に続き、白鳥孝市長が「山の斜面にあるのは珍しく、こんなにすてきなバラ園はほかにない」などとあいさつし、開幕を宣言。来園者は園内を歩きながら写真に収めたり、顔を近づけて香りを楽しんだりしていた。
 市内から訪れた板山正美さん(41)は「毎年来ている。満開になったらまた来たい」、娘の千紗さん(8)は「ピンク色のバラがきれい」と話していた。
 祭りは市などでつくる連絡会議が主催。市内全体でバラを楽しむ「伊那バラフェスタ2024」(〜22日)の一つに位置付けられ、期間中は苗木販売や育て方講習のほか、各種ワークショップなどを企画。週末は無料シャトルバスの運行もある。
 午前9時〜午後4時。16日(日)までは大人500円、小中学生250円の入園料(祭り開催協力金)が必要。問い合わせは高遠商工観光課(電0265・94・2556)へ。
(写真は、バラの花と香りを楽しむ子ども)