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上社の木落し公園で安全祈願祭
2016年3月28日 諏訪大社上社御柱祭を週末に控えた27日、茅野市宮川の木落し公園では、地元有志による安全祈願祭が営まれた。4月3日(日)からの2日間、現地で勇壮に行われる木落しの安全を祈った。
隣接する茅野区若者梶ノ葉会(熊谷洋会長)、長峰区峰友会(松尾博会長)で構成する祈願祭実行委員会の主催。安全祈願は1992(平成4)年から御柱祭に合わせ長峰区を中心に行ってきたが、両区で定期的に木落し場や周辺の清掃など、積極的な環境整備に取り組んでいることから、思いを一つに—と前回2010(同22)年からは合同で実施している。
今回は両区内を中心に、関係者ら500人余りが参加した。開催に先立ち、坂の石拾いや地面のならし作業、公園周辺の御柱街道の清掃も行い、祭り本番に備えた。
諏訪大社神職による神事で参列者全員が安全を祈った。あいさつで熊谷実行委員長は「今回の御柱祭が無事故で行われるよう、氏子の皆さん、参集した皆さんの安全も祈願したい」。柳平千代一市長、後藤茂之衆議院議員、若御子善久ちの地区・堀益郎宮川地区両大総代が「どの柱も安全な曳行、勇壮な木落しが行われ、楽しい祭りになれば」と述べた。
来賓を交えた鏡割りやたる酒の振る舞い、また市木遣保存会、両区ラッパ隊のひと鳴き・演奏もにぎやかに彩りを添え、本番前の気勢を上げた。
(写真は木やり、ラッパ演奏もにぎやかに行われた祈願祭)