NEWS
下諏訪のしごと創生拠点施設 入居者募集を再開
2024年5月8日
下諏訪町は2020年秋から停止していた、しごと創生拠点施設「ホシスメバ」の入居者募集を再開した。これまでは町内で起業創業を予定している人が対象だったが、テレワーク勤務者など、町を仕事の拠点に選ぶ人にも受け皿を拡充。入居者選考の過程で1カ月間の「お試し入居」期間を設け、契約は2年から半年ごとにするなど、入居者が住みやすい環境を考慮して受け入れ体制を改めた。
旧労災リハビリテーション施設を改修して18年度から運用を始めた施設で、入居スペース8部屋のほかに入居者同士が交流できるキッチン、シェアワークスペースなどを備える。新型コロナを機に施設を拠点としたイベントができなかったことや、体制の見直しをするため新規入居者の募集を停止していた。
満室になるまで8組の募集を続ける計画で、毎月15日に書類の提出を締め切る。テレワーカーのほか町内で起業創業をしたい人、町内を本拠地に事業をする人などが対象。これまでの書類選考に加えてオリエンテーションを兼ねた現地での面談を行い、お試し入居を経て希望者と町相互の意思確認をして本入居となる。最大で2年間住むことができる。
入居後の支援も強化する方針で、定例ミーティングを開いて相談を受けるほか、イベントなどで地域住民、事業者との交流促進を図ることを検討している。7日、町議会全員協議会で報告した宮坂徹町長は「地域の人と協調しながら自身の夢を実現する人に入居してほしい。地域の活性化と入居者の夢がかなえられる場所となるよう、ほかの移住定住促進施策と連携して運営したい」と話した。
(写真は、入居者募集をPRする町職員)