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書き初め大賞関連企画 岡谷東・南高書道部が合同パフォーマンス

2024年5月7日


 市民新聞グループなどでつくる運営委員会が主催する第56回「書き初め大賞」の関連企画で6日、岡谷東、岡谷南の両高校書道部がレイクウォーク岡谷(岡谷市銀座)で合同パフォーマンスを披露した。同市がシルクで発展した歴史を踏まえ、「糸」をテーマに制作。両校が県立高校第2期再編の対象となっているのも踏まえ、部員12人が岡谷や書道の発展、新校の未来への思いを表現した。
 「岡谷の歴史と未来」と「書道の未来」をコンセプトに、部員が書く文字や文章を考えた。市が製糸業で栄えたことから、糸が付く漢字を多く採用。中心には大きく「紡」、両脇に「織りなす伝統岡谷の繁栄」「未来へ繋(つな)ぐ私たちの縁(えにし)」などとしたためた。
 パフォーマンスは約5分。カナダ出身の歌手セリーヌ・ディオンさんの「トゥ・ラブ・ユー・モア」に合わせ、縦2.8メートル、横6メートルの紙に大小の筆で書き上げた。完成した作品を立てて披露し、代表生徒が「岡谷が糸をつなぐように発展し、南高と東高が多様性を認めつつ、絆を深めながら一緒に成長していけたら」などと込めた思いを話した。
 部員4人の岡谷南はこれまで、校外でのパフォーマンスができなかったといい、3年の部長は「不安だったが、今ままでで一番うまくできた」と手応え。岡谷東3年のパフォーマンスリーダーも「今回はみんな練習よりうまくいって100点満点」と振り返り、「これから東高と南高のつながりがもっと深まっていけば」と期待した。(写真は完成した作品を披露する部員)