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山出し曳行路にトイレ増設

2016年3月18日

 4月2日(土)から始まる諏訪大社上社御柱祭山出しに向け、曳行路沿いの各所で茅野市、原村商工会による仮設トイレの設置が進んでいる。期間中は綱置場から川越し公園付近までの延長約12キロ区間の33カ所に221基分を置く計画で、前回の反省を踏まえ13カ所87基分を増設する。
 茅野市内では沿線28カ所に196基(前回17カ所119基)分を設置し、うち24カ所に手洗いを併設。内訳は大用(男女兼用)146基、男性小用50基で、柳沢交差点から川越し公園付近までのトイレは水洗式となる。原村内には5カ所25基(前回3カ所15基)分を設け、いずれも大用(男女兼用、汲み取り式)。村商工会では男女別に分けることも検討しているという。
 今回は前回以上の混雑が予想されることもあり、諏訪大社大総代会や上社御柱祭安全対策実行委員会などと協議しながら、増設を決めた。茅野市によると、人出が集中する木落とし場、川越し公園周辺へ重点的に設置したほか、期間中休館する文化センターにも大小合わせて14基(前回5基)分を置き、対応する。
 沿線4カ所のコンビニエンスストアの協力も受け各店前に新設するほか、茅野駅利用者の利便性を向上させるため、駅西口の陸橋下にも設置していく。また辰野町から御柱用材を受けたことにより、綱置場への見学者増も想定。現地周辺2カ所へ新設し、山出しより一足早く25日(金)から4月3日(日)まで供用する計画だ。