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手元にある「赤彦歌集」

2024年4月4日

  アララギ歌人・島木赤彦の忌日をしのぶ「赤彦忌」を取材し、住居の柿蔭山房と墓所を訪れた。短歌には疎いが、なぜか「赤彦歌集」はずっと手元にある。よく読んだのはコロナ禍の真っ最中。不思議とうっくつした気分が晴れた。春の陽が差す山房の前で、マスクなしで会話する人たちを見ながら、好きな作品を幾つか読んだ。(北)