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諏訪地区小児夜間急病センター閉所 17年間地域医療の一翼担う
2024年4月1日
中学生以下の夜間外来診療を行ってきた諏訪市四賀の「諏訪地区小児夜間急病センター」が3月31日、閉所した。地域医療の一翼として子育て世代を支え、診療や看護に当たってきた施設が16年10カ月の歴史に幕を閉じた。開設者の諏訪広域連合は各市町村の担当課や県、各医師会に今後の受け皿や在り方について協議を委ね、今後は県小児救急電話相談(#8000)などで対応していく。
同センターは小児患者の集中による小児科医の過重労働、二次救急病院の本来業務への支障などの課題を踏まえ、諏訪地区小児救急検討会、諏訪広域病院長連合会などから出された要望を受け、2007年6月に開設。岡谷市、諏訪市、諏訪郡の3医師会でつくる同センター運営医師会が指定管理してきた。
医師、看護師、医療事務7人体制で、開設から21年度までは365日、以降は週4日で診療してきた。同連合事務局によると、25日時点で延べ4万9501人が受診したという。
この日は閉所式が同センターで行われ、当日のセンター診療担当医師や看護師をはじめ、諏訪広域連合の金子ゆかり連合長(諏訪市長)、運営医師会の小島洋二会長、病院管理者の小松郁俊さん、3医師会の各会長ら16人が参列した。
金子連合長はあいさつで「ここまでこられたのは当番を担当した医師、看護師、医療関係者のおかげ。17年間お世話になりました」と感謝し、病院管理者の小松さんは「多くの方に惜しまれる閉所だが、地域の皆さまには17年間の努力に理解いただきたい。これからの諏訪医療圏の小児急病に結果が出るよう協力することを約束し、進んでいく」と述べた。
金子連合長から、小松さんや各医師会の会長へ感謝状と花束が贈られた。(写真は金子連合長から感謝状を受ける病院管理者の小松さん)