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岩合光昭さん「ねこ」写真展 ハーモで5月6日まで

2024年3月24日


 下諏訪町の諏訪湖畔にあるハーモ美術館は、動物写真家・岩合光昭さんの写真展「ねこのとけい」を開いている。春から初夏にかけての行楽シーズンに合わせ、猫の写真で有名な岩合さんの作品で癒しと美術館の楽しさを感じてもらう特別企画。多くの人が詰めかけ、楽しんでいる。5月6日(月=振替休日)まで。
 岩合さんは、身近にいる猫の撮影を主なライフワークとする写真家。170カ国以上で読まれているという月刊誌「ナショナル・ジオグラフィック」の表紙を飾るなど、世界的な動物写真家として活躍している。
 展示では、国内外各地で撮影した猫の写真84点を、朝から夜までの時系列に沿って紹介。りりしく歩く早朝の猫や、昼寝を楽しんでいる様子、親子やペアでじゃれ合う場面など、奔放に生きる猫の姿が並んでいる。
 猫の躍動感や穏やかさが感じられるよう、作品の展示位置を猫の目線や動きに合わせて調整するなど工夫。作品と一緒に写真が撮れるフォトスペースも用意した。
 塩尻市から訪れた夫婦は「どの作品からも猫への愛情が感じられ、自然体な姿が満喫できました。多くの人に鑑賞をお勧めしたい」と話し、フォトスペースで自撮りを楽しんでいた。
 入館料は常設展を含め、一般と大学生は1200円、高校生以下は600円(土曜日は保護者同伴で無料)、未就学児は無料。
 写真展に合わせて同館は、座っている猫の写真「おすわりねこ」を一般から募り、1階のフリースペースに展示している。2月から今月20日までに約150枚が寄せられる好評ぶり。来月20日(土)まで募っており、引き続きの応募を呼びかけている。
 開催地の「お諏訪」と「お座り」の言葉をかけた企画。人物など入っていない、猫だけの写真が対象。はがきサイズ(100×148ミリ)までの大きさに印刷した写真を同館に郵送、または持参する。詳細は写真展のチラシか、同館のホームページで確認する。
 学芸員の小林匠さんは「おすわりねこの写真を応募していただき、企画展を一緒に楽しんでほしい」と話している。
 問い合わせは同館(電0266・28・3636)へ。(写真は可愛らしい猫の姿に見入る来場者たち)