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特製ラーメン400杯 売り上げ義援金に—伊那で被災地支援—
2024年2月7日
伊那市と南箕輪村のラーメン店5店舗が6日、能登半島地震の被災地支援で「復興応援ラーメン」をベルシャイン伊那店(同市)で販売した。売り上げの全てを石川県への義援金にするチャリティーイベントで「一日も早い復興に向けて何かしなければ」と、気持ちを結集。各店が材料を持ち寄り、特製の一杯を提供した。
販売したのは、しょうゆラーメン。各店が分担して麺やスープ、たれ、煮卵などを用意して400杯分を作り、1杯1000円で販売した。ソフトクリームやおにぎりも売って義援金に充てたほか、商品の代金とは別に寄付金も受け付けた。
販売開始前には待機客の列ができるほどで、昼時には大勢が訪れて盛況だった。一番客の男性(59)=伊那市=は「あっさりしていて、おいしい」と太鼓判。「いい取り組み。少しでも被災地へ思いを届けられれば」と麺をすすった。
麺について学習する伊那小学校(同市)の6年忠組約30人が手伝い、配膳や客の誘導、店内アナウンスなどを担った。生徒の一人は「被災地はまだまだ大変。たくさん売って支援できるように頑張らなきゃ」と張り切った。
同学級の学習支援をする麺屋二八(同市)の矢野浩文さん(55)は「この5店舗で取り組むチャリティーは初めてで、復興の切っかけになるような活動をしたかった。義援金を通じて皆さんの思いを現地に届けたい」と話していた。
(写真は、出来たてのラーメンを客に渡す店舗関係者)