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鮮やかな寄せ植えで魅了—バラクラが来月末まで「らん展」—
2024年1月22日
茅野市北山栗平の蓼科高原バラクライングリッシュガーデンは2月29日(木)まで、「らん展」を同園で開いている。カフェレストランのコンサバトリー(英国温室)に、オーナーのケイ山田さんや、ガーデナーによる約20種類のランと観葉植物などを組み合わせた寄せ植えを飾り、来場者を魅了している。
冬にも花を楽しんでもらおうと企画し、昨年始まった展示。コンサバトリーは、英国で外に置けない植物や果物を保存するための、屋根や壁面がガラス張りになった部屋。本場では植物を育てる温室として使用され、次第に居住性も考慮し、多目的だったり、茶を楽しんだりする空間としても利用されるという。同ガーデンでは2000年代に窓やテーブル、椅子などを輸入し、本場に倣い建築した。
日本では祝い事などに送る「祝花」として親しまれるランを、天井からつるすバスケットや観葉植物などと組み合わせて鉢に寄せ植え、英国風に飾り付けた。ランは、フリルのような黄色い小花を付けた「オンシジウム」、珍しいとされる青紫色の「ジゴペタラム」や「シンビジウム」、爽やかな香りとピンク色が特徴の「エピデンドラム」などが楽しめる。
同ガーデンの山田裕人社長は「決まりきった展示ではなく、ランの特徴や観葉植物を組み合わせ、部屋と一体感のある形で飾っている。日本でこのようなしつらえは見られないので、ランチやアフタヌーンティーとともに楽しんでいただければ」と呼びかける。
午前9時半〜午後5時。入園料400円(中学生以下は無料)。県内在住者は、住所の分かる書類(免許証、保険証など)の提示で2月末まで入園無料になる。問い合わせは同ガーデン(電0266・77・2019)へ。
(写真は、色とりどりのランが飾られたコンサバトリー)