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待ちに待った初滑り 下諏訪町秋宮リンクが今季オープン
2024年1月17日
下諏訪町の諏訪大社下社秋宮近くにある「ふれあい広場秋宮スケートリンク」の一般開放が16日、始まった。5日に開放する予定だったが、暖冬などの影響で十分な結氷がなく延期。ここ数日の冷え込みで氷の厚さは最大13㌢程度となり、授業で訪れた下諏訪北小学校2年生約30人が初滑りを楽しんでいた。
開場を控えた4日、約990平方㍍あるリンクのうち8割ほどが5㌢程度に凍ったのみで、一般開放を延期した。冷え込む日が増えるに連れて厚さは増したが、滑走には不十分な場所があり14日の氷上祭も中止。15日、水の取込口近くは十分に結氷しなかったものの、対策を取った上で滑れると判断し、11日遅れの開放を決めた。
滑走可能を示す白い旗が今季初めて掲げられたリンクに入った児童たちは、多くが尻もちをついたり、前のめりに転んだりと悪戦苦闘。周回を重ねるごとにこつを得て、器用な滑りを見せるようになった。「暑い」と上着を脱ぎ、半袖になる児童もいた。
児童は「最初は怖かったけどすぐ慣れた」、「どんどん速く滑れるようになった」と笑顔で話し、「もう1周滑ってきます」とリンクに戻っていった。
リンク整備を担う岡谷下諏訪広域シルバー人材センター下諏訪支部の会員たちもほっとした様子。「子どもたちが滑る姿を楽しみに準備してきたので本当にうれしい。一般の人にもぜひ来場いただきたい」と話した。
スケート授業は北小、南小の1〜4年生が対象。2月上旬まで各校学年ごとに数回訪れ、地元伝統の冬のスポーツを楽しむ。(写真は、初滑りを楽しむ児童たち)