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岡谷市内の洋画家10人がグループ展「艸展」

2024年1月11日


　岡谷市内在住で中央画壇でも活躍するベテラン洋画家10人が、11日から岡谷美術考古館１階市民ギャラリーでグループ展「艸（そう）展」を開く。10人が３点ずつ、大小30点の力作を展示。当番で事務局を務める花岡克行さん(73)＝湊＝は「それぞれの個性と表現の違いを楽しんで」と鑑賞を呼びかける。
　２年前に、コロナ禍で展示会などが以前のように進まない中、地元で長く創作を続ける仲間で年始めに元気を出して芸術文化を盛り上げよう—と初めて企画し３回目。名前の「艸」には、「初心に戻って雑草のごとく自由な創作の場に」と思いを込めている。
　10人は花岡さんのほか飯島美楠子さん、岸田元紀さん、小林理一さん、越山公夫さん、小松秀徳さん、高田弘さん、三澤房江さんの当初からのメンバー８人に、今回から那須ゆいかさんと浜叔子さんが加わった。いずれも市美術会主催の岡谷展で洋画の審査員を務めている。
　展示作品は10人がそれぞれ50〜130号の大作１点と小品２点を展示。「絵が明るくなるのでアクリル絵の具を使う人が多い」（花岡さん）といい、会場には10人それぞれの個性が際立つ作品が並ぶ。花岡さんは「年初の展示会として地域の活性につながり、元気が出る一年になれば」と話す。
　15日（月）まで。開場は午前10時〜午後５時（最終日４時）。入場無料。
（写真は、ベテラン作家10人の個性が光る「艸展」）