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火伏せの「お荒神様」製作 下諏訪町寿講社
2023年12月27日
下諏訪町第二区住民らの修験道「寿講社」は、火伏せの神とされる「三宝荒神」を表した神体「お荒神様」を約200体作った。1月2日(火)に御霊(みたま)入れを行い、3日(水)午前8時半から新町上の「大岩不動尊」で頒布する。
同社によると、三宝荒神はかつて「かまどの神」ともいわれ、神体は各家庭の台所に置かれることが多かった。今では息災延命や家内安全、交通安全などの願いも込められているという。
春先から準備を始め、製作は今月に本格化した。役員6人がわらを束ねて白い紙で巻き、長さ約20㌢の胴を仕立てた。5色の紙を付けた竹を胴に刺し、組み立てた。
担当役員の男性は「火伏せの神ということで、戦争が終結してほしい願いも込めた。神体を祭ることが、手を合わせ、それぞれの願いを込める切っかけになれば」と話している。
同社の講員は25人ほどで、町外の諏訪地域にもいるという。頒布は一般向けにも行い、お札と合わせて1体1300円。問い合わせは上原さん(電090・2420・1000)へ。
(写真は事務所に並ぶ、完成した神体)