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高島公園で冬支度

2023年12月18日


 高島公園の植栽に17日、雪つりやわらぼっちなどが施された。諏訪造園業組合(金子修平組合長、12社)が熟練の技を駆使して、本格的な降雪を前に冬支度を整えた。
 雪つりは、公園のシンボルになっている赤松2本とイチイ1本に施した。心字池近くの松には、長さ約10メートルの木柱上部から約50本の縄を放射状に伸ばして枝を固定。円すい状に形づくられた美しい姿が、高島城を引き立てた。シュロ縄やわら縄で化粧した根巻きも取り付けた。
 組合員が朝からこしらえたわらぼっち約150本は公園内のほか、市文化センター、市役所の低木にかぶせた。市役所敷地内の黒松にも雪つり、西山公園では根巻きを施した。
 同組合は高島城天守復興の1970年から公園整備に関わり、市の委託で50年余間にわたって植木管理や園庭改良に尽力してきた。金子組合長(62)=中洲神宮寺=は「ぬくもりのある雪つりやわらぼっちに、ほっこりとしてもらえたら」と話した。(写真は雪つりも登場して、師走の風情を醸し出す公園内)