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岡谷東高が書道パフォーマンスで詐欺被害防止啓発
2023年12月16日
年末の「特別警戒」と「交通安全運動」が15日、始まった。岡谷署と市、関係団体は、市役所前玄関で出陣式を行った後、パトロールや各種啓発運動に出発。銀座1のレイクウォーク岡谷では、初の試みとして、市と同署が「電話でお金詐欺(特殊詐欺)撲滅のための共同宣言」を行って連携を確認し、同署から依頼を受けた岡谷東高校書道部が音楽に乗せ、大きく「撃退」などと墨書するパフォーマンスを披露。見守る買い物客らに視覚的に詐欺被害防止を呼びかけた。
出陣式には、同署と市、岡谷交通安全協会、市防犯協会連合会など、関係者約30人が参加。岩波充彦署長は「年末に向けて、浮き足立つ時期であり、犯罪も起きやすい。ぜひ警察と共に各種活動に協力してもらえれば」と呼びかけた。
市と同署による初めての共同宣言は、昨年の特殊詐欺による被害が7件約5200万円と高額だったことや、ことしも15日現在で5件約470万円の被害が発生し、連日不審な電話が絶えない危機的な状況に加え、ことし早出一真市長が就任したことを踏まえて、改めて市と同署の連携を確認。岩波署長と早出市長は「電話でお金詐欺撲滅に向け、市民の皆さまをはじめ、地域、関係機関や団体と共に、より一層連携・調整を強化し、一丸となって全力で被害防止対策に取り組む」と宣言した。
引き続き行われた書道パフォーマンスでは、6人の部員が「見る人の印象に残るように」とフレーズや合わせる曲など構成を考えてきた作品を披露。「電話でお金詐欺」「撃退」「その電話怪しくね?」「留守電でShut Out!」と堂々と大書きした作品が来店者の視線を集めた。パフォーマンス長で副部長の小林風花さん(17)は「詐欺被害撲滅のために、少しでも貢献できたら」と話していた。
(写真は、書道パフォーマンスを通して、詐欺被害防止を訴えた岡谷東高書道部=レイクウォーク岡谷で)