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下諏訪町「はるかり商店」始動

2023年12月13日


 下諏訪町御田町の合同会社「chioko(チオコ)」は15(金)17(日)両日を皮切りに、新規事業「はるかり商店」を御田町商店街にある事務所兼貸しスペース「チオコバ」で始める。町の元地域おこし協力隊員で、同社の綿引遥可さんと今野由香里さんが、隊員時代から現在に至るまでに広がった人との縁を生かし、「遠くにあるおいしい物を地元の人に食べてほしい」と計画。第1弾はミカンと干し芋を並べる計画で、2人は「小さいながらも町のにぎわい創出にもつながれば」と意気込む。 
 2人の名前から取り、「〝はるか〟遠くの〝ゆかり〟ある商品を売る」をサブタイトルにした。以前から「商店街に面している事務所のため、何か売っているのが望ましい」との思いを抱える一方、自社で商品を持っていない現状があったが、生産者から販売場所の相談を受けたことも切っかけとなり、地元では手に入らない縁ある人たちの物を販売しようと事業化した。
 初回は鹿児島県いちき串木野市の森の蔵農園が製造する「鹿児島育ち大星みかん」(430円)と山梨県北杜市の里山ごちそう本舗の「ほしいも 紅はるか」(700円から)を販売。いずれもこの時季らしい「こたつのお供」として選定し、友人の実家が製造していたり、友人が作業に携わったりしている品という。
 今野さんは「遠くの物は、持って来なければ食べる機会はない。こだわりある商品なので、ぜひ味わってほしい」、綿引さんは「今後も随時開催しながら、将来的には自分たちの地元の物なども紹介できたら」と話す。
 両日午後1時〜7時で数量限定。問い合わせは同社(メールchioko.llc@gmail.com)へ。(写真は、販売する商品を手に「はるかり商店」をPRする今野さん㊧と綿引さん)