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林道維持で林野庁長官賞 3市町管理会コンクールで
2023年12月6日
箕輪町と伊那、諏訪両市で構成する「林道日影入線維持管理会」(会長・白鳥政徳町長)が、本年度「治山・林道コンクール」(日本林道協会主催)林道維持管理部門で林野庁長官賞を受けた。同コンクでの受賞は初。11月、東京都で行われた表彰式に出席した町担当者は「地域の皆さんが管理してくださったり、3市町で定期的な保守に取り組んだりしてきたことが評価され、受賞できたことをうれしく思う。これからも快適に使ってもらえるよう、管理していきたい」と喜びを語った。
林道日影入線は、もみじ湖の田無大橋を渡った町道809号線の先を起点に、伊那市高遠町藤沢を終点とする延長約8.4キロの2車線道路。もみじ湖や守屋山登山への連絡ルートや、キノコ、山菜採りに活用されている。
同会は1981年に設立。3市町で費用負担し、地元団体や業者に沿線の管理維持を委託するほか、降雨後には、市町担当者による巡視などで災害への警戒も行う。本年度も、守屋山麓保全会(箕輪町)による全線の路側刈払いや、日影入ふるさと管理委員会(同)の環境美化活動、市町によるパトロールや沿線支障木の伐採などを実施している。
同会は、10月に開催された県治山林道協会通常総会で協会長賞を獲得。コンクールへの推薦を受け、同賞に輝いた。
(写真は、林野庁長官賞=左と県治山林道協会長賞の賞状を手にする町担当者)