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岡谷美術考古館で一般公募の小作品展
2023年11月30日
岡谷美術考古館1階市民ギャラリーで、一般公募の小作品展「ちいさくてもいいじゃないか—みんなのミニチュア作品展」が開かれている。県内外の小学生から一般まで、幅広い世代から集まった86点を展示。多彩な技法、題材、材質で、小さな作品に込められた個性が楽しめる。12月24日(日)まで。
自宅に飾れるような生活に溶け込む小作品を通し、美術に親しんでもらおうと、昨年度に初めて開催した。平面作品は0号(18センチ×14センチ)、立体作品は高さ、幅、奥行きがいずれも20センチ以下と規格を設けて募集。今回は諏訪地域を中心に東京都、山梨県から出品があった。
会場には伝統的な油彩画や日本画をはじめ、アルコールインクアートやポーリングアートといった新しい技法の作品も。ひもを引くと牛が「あっかんべー」をする壁掛けの立体作品、墨と塩を使い独特の風合いが楽しめる絵画、布と糸で描いた風景画など、作者の個性が光る。
同館学芸員は「昨年よりも多様な技法の作品が増えた。『家にこんな作品があったらいいな』とお気に入りを見つけるつもりで、個性豊かな作品を楽しんで」と話す。
市民ギャラリーは観覧無料。午前10時〜午後6時。毎週水曜と祝日の翌日は休館。
(写真は、それぞれの感性が光る小さな作品が飾られている会場)