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ゴジラ映画の製作秘話興味深く プロデューサー招きスカラ座でイベント

2023年11月20日


 旧岡谷市役所庁舎が劇中に登場する映画「ゴジラ−1.0(マイナスワン)」(山崎貴監督)を上映する岡谷スカラ座(中央町2)で18日午後、同作品のプロデューサー岸田一晃さんを招いた「ティーチインイベント」があった。映画鑑賞後、興奮冷めやらぬ観客の質問に、岸田さんが製作秘話を交えつつ答えた。
 岸田さんは冒頭、「映画の舞台設定は1945〜47年。当時、存在していた建造物がなかなか残っていない中、旧庁舎を見て内装の保存状態が素晴らしくロケ地として使いたいと思った」と話し、作品の中で使われたシーンなどを説明した。
 観客からは、作中の音楽の使い方や撮影した映像にコンピューターで加工を施す「VFX」などについての質問が飛んだ。質問者の中には「映画を3回見た」という人もいた。
 岸田さんは「映画公開後、ゴジラはあらゆる世代の人に愛されていると痛感している」と強調し、「それぞれに好きなゴジラ作品があると思う。何十年か先に、ゴジラマイナスワンが、自分の好きなゴジラ映画の一つになっていたらうれしい」と締めくくった。
(写真は、観客の質問に答える岸田さん=左=)