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古民家に柿すだれ 下諏訪町の伏見屋邸で風情を演出
2023年10月25日
下諏訪町のまち歩き休憩所「伏見屋邸」2階の南側軒下にことしも、柿すだれがお目見えした。約600個の鮮やかなオレンジの粒が、有形文化財に登録された江戸時代建築とされる木造の旧商家に映え、昔ながらの秋の風景を醸し出している。
岡谷下諏訪広域シルバー人材センター「伏見屋邸友の会」の約10人による手仕事で飾られた。できた干し柿は以前、来館者のお茶請けとしていたがコロナ対策で中断中。歴史ある景観づくりを維持しようと、数を減らして飾り続けている。
この時期になると写真愛好家らから、恒例の風景を期待する問い合わせがあるという。同会の永田釟郎会長(77)は「秋の風物詩として毎年、楽しみにしてもらえているのがうれしい。いろんな人に、昔ながらの風情を楽しんでほしい」と話している。(写真は、伏見屋邸2階軒下の柿すだれ)