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下諏訪町 全国レガッタ始まる

2023年10月1日


 第32回「全国市町村交流レガッタ」は30日、下諏訪町漕艇場「下諏訪ローイングパーク」で始まった。全国27市町村の代表に選ばれた111クルー782人が、6種目にエントリー。優勝を狙う全クルーが力を振り絞って諏訪湖の風を切り、他チームとの交流を楽しんだ。
 ボート場がある全国31市町村でつくる「全国ボート場所在市町村協議会」が主催し、町実行委員会が主管する。同町で開かれるのは2009年以来、14年ぶり。舵手1人と漕手4人が乗る「ナックルフォア艇」で、平均年齢や男女別などの種目ごと500㍍の速さを競い合う。
 初日は各種目の予選、全22レースを行った。選手たちは「ゴー」の合図で一斉にこぎ出し、どの種目も接戦を繰り広げた。選手以外の随行者も含めて約900人が訪れ、湖岸では応援したり選手をねぎらったりする人たちもいてにぎわった。
 町関係では、12クルーが出場。最初に出場し、決勝進出を決めた「諏訪娘(こ)マミーズ」の久保田和美さん(58)は「良い先陣が切れた。決勝では(予選通過した)『くノ一』と1、2フィニッシュしたい」と話した。
 レースを前に行われた開会式で、町実行委会長の宮坂徹町長は「多くの方が全国から来ていただき、無上の喜び。他市町村のボート仲間と良い交流をして。観光の町でもあるので観賞いただき、記憶に残る大会にして」とあいさつした。
 きょう1日は決勝、交流レースが午前8時〜11時半に行われる。午後0時半からは、表彰式が赤砂崎公園多目的広場で開かれる。(写真は、にぎわう町漕艇場で一気にスタートを切るクルー)