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下諏訪駅前に活気 まち歩きと飲食「ヨルクレバ」
2023年9月16日
夜のまち歩きと飲食を楽しむイベント「ヨルクレバ」(下諏訪商工会議所主催)が15日、JR下諏訪駅前通りと同駅で始まった。同通りのグリーンサンホテルから国道号駅前交差点までを歩行者天国にし、通り沿いなどの飲食14店が自慢の料理を販売したほか、食を中心としたさまざまな催しに人だかりができた。歩行者天国になった通りにはテーブルと椅子が並び、雨の合間に多くの人が料理や酒を味わい、すっかり涼しくなった秋の夜を満喫した。きょう16日まで。
昨年9月に続き2回目。前回の成功を受け、駅前通りを飲食店で活性化させる「グルメストリート構想」を掲げる商議所が、地元商業者と連携して開催に向けた準備を進めてきた。予想を上回る来場者で提供する食べ物がなくなった反省を踏まえ、今回はキッチンカーやテント販売を増やし、飲食を中心とするイベントとして内容を充実させた。
駅前広場や駅構内では弁当などの販売、ミニ踏切で交通ルールを学ぶ子ども向けイベントも初開催。通りの国道側では、地元オルゴール通り駅前商栄会がビアガーデンやゲームコーナーを開設し、親子連れなどでにぎわった。辺りには各店自慢の料理やアユの塩焼き、クレープ、焼きそばなどを調理するおいしそうな匂いが立ちこめ、来場者の食欲をそそった。
ママ友同士で誘い合い、8人で来場したという南四王の男性(39)は「値段も良心的で、子どもが楽しめる場所もある。雨が降らなければ最高」と笑顔。商議所の小林秀年会頭は「子どもからお年寄りまで幅広い人に来てもらい、駅通りだけでなく、他地域の飲食店も開催に協力してくれた。こうしたイベントを切っかけに人を集め、町内でお金を回す仕組みをつくることが重要。これからも開いていきたい」と話していた。
16日も午後5時〜8時(歩行者天国は4時〜9時)に開催する。(写真は、断続的に雨が降ったが、多くの人でにぎわう開催直後の駅前通り)