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諏訪湖のワカサギ投網漁解禁—初日は5人出漁—
2023年9月5日
諏訪湖で4日、ワカサギの投網漁が解禁となった。初日は諏訪市、岡谷市、下諏訪町の5人が出漁し、合計約16㌔を水揚げした。出漁者、水揚げ量とも昨年よりも少ないが、魚体は5〜6㌢、2〜3㌘と大きく、脂の乗りもいいという。漁は当面、毎週月、木曜日の午前5時〜同6時に行われる。
水産試験場の調査などからことしの資源量は、2021年とほぼ同量、昨年の半分程度と推測。水産資源保護の観点から、出漁時間を昨年より1時間短縮し、出漁日も週3日から2日に変更した。7月には1年魚を共食いするのを防ぐため、2年目のワカサギ「大公」の捕獲を数年ぶりに実施した。
諏訪湖漁業協同組合は「この状態で様子を見て、状況によっては時間の延長なども検討する」としている。
この日午前7時過ぎには、水揚げされたワカサギが諏訪市渋崎の漁業センターに次々と持ち込まれた。諏訪市の豊田沖で漁をしたという農業、漁業の男性は「解禁初日に無事、漁に出られて良かった。雨が降って、少し蒸し暑かったが、たくさん取れて魚も大きい。唐揚げにしたら最高においしい」と笑顔を見せた。
漁協によると魚体は従来、秋から初冬にかけて取れる大きさといい、湖内の餌が豊富なことが要因とみている。水揚げされたワカサギは、川魚店などに引き渡される。
(写真は、解禁初日に諏訪湖で水揚げされたワカサギ)