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自民党県議団5人が諏訪湖泳ぐ

2023年8月18日

230817自民政調会諏訪湖泳ぐ
 自民党県議団の議員5人が17日、水質調査などを兼ねて釜口水門(岡谷市湊)近くの諏訪湖を泳いだ。政調会の視察の一環で、3年目の試み。泳いだり、湖上での体験をしたりしながら、レジャーとしての諏訪湖の可能性を探るとともに、見えた課題を共有した。
 地元選出で、政調会長の共田武史氏(岡谷市・下諏訪町区)を中心に計画。初回は諏訪市の諏訪湖漁業協同組合近くの県が覆砂を整備した場所、昨年は下諏訪町の砥川河口付近で実施。今回は湖底が未整備の場所を選定し、湖底の状態の確認もポイントに置いた。
 県諏訪建設事務所の胡桃敏成所長ら県職員を含む一行は、6月に岡谷市湊にオープンした民間の複合施設「LAKEHOOD OKAYA(レイクフッドオカヤ)」に集まった。そこから水門近くに移動し、救護艇が見守る中で泳ぎ出した。
 300㍍ほど先の対岸を目指し、到着すると「結構きつい」「においもないし、水質はいいね」などと感想を語り合った。垣内将邦氏(上伊那郡区)は「子どもの頃、天竜川では泳いだが諏訪湖は初めて」といい、「前が見えず少し怖かったが気持ちよく、可能性を感じた」と振り返った。
 その後は同施設に戻り、カヌーやサップも体験。前回の調査時、「湖から出た後に、シャワーがないと困る」との課題が出たことを踏まえ、同施設に整備されたシャワーを使うなど実際に遊ぶ人の動きを想定した利便性の確認、更に必要なものなどについても考えを巡らせた。
 共田氏は「この地域に移住してくる皆さんは自然を楽しんでいるが、意外と地元の方たちはそれがない」と語り、「諏訪湖でできるアクティビティーを知らないのは、もったいない。こういうことを手軽に楽しめるようにするのが、地元にとっては最大のメリットかもしれない」と話していた。
(写真は、諏訪湖を泳ぎ切った後、湖面を見つめながら感想を語り合う議員ら)