NEWS

泥田楽しみ童心返る 川島でバレーフェス

2023年7月24日

HP230723どろん田バレー
 辰野町川島渡戸で23日、休耕田を活用して競技を繰り広げる「どろん田バレーボールフェス2023」があった。県内外から20チーム、約180人が参加。全身泥だらけになりながらボールを追いかけ、山あいの集落に歓声を響かせた。
 水を入れた休耕田にコート3面を用意し、木の棒と縄で作ったネットを張った。参加者たちは泥の感触を楽しみながら試合をし、水田にダイブしてボールを拾うガッツあふれるプレーも見られた。試合後はコートの中心で互いに泥水をかけ合い、健闘をたたえた。
 辰野中学校生徒らでつくるチームで参加した2年の男子生徒(14)は「泥の中でのバレーは新鮮だった。ボールを拾うのは難しかったけれど、友達と楽しくプレーできた」と笑顔だった。
 どろん田バレーは1997年に始まり、川島の夏の風物詩として長年開催されてきた。地域の運営組織の高齢化により2018年に終了したが、昨年、町地域おこし協力隊が中心になって実行委員会を立ち上げて4年ぶりに復活させた。実行委代表で町地域おこし協力隊の矢田愛香さん(28)は「イベントだけで終わらず、町外からの参加者が町の関係人口になってくれればうれしい」と期待した。
(写真は、泥まみれになりながらボールを追いかける参加者たち)