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ニッコウキスゲ富士見台で見頃〜黄色い花生き生きと〜

2023年7月11日

ニッコウキスゲ230710-2
 諏訪市郊外にある霧ケ峰の富士見台で、高原を代表するニッコウキスゲが見頃を迎え、黄色のじゅうたんのような光景が広がっている。県霧ケ峰自然保護センターによると、あと1週間から長くて10日は楽しめそう。
 富士見台は、5月の大型連休にあった林野火災で火が入った場所。同センターによると火災で表面を覆っていた枯れ草が燃え、日当たりが良くなったことで株数が例年に比べて増えた。
 天候に恵まれた10日、富士見台の駐車場は午前中から県内外ナンバーでほぼ満車。観光客やハイカーが丘状の群生地を歩いて景色を堪能し、松本市から訪れた女性は「青々とした草原とのコントラストは圧巻。火災があったとは思えないほど、花が生き生きとしていて感動した」と話していた。
 八島湿原でも見頃を迎えているほか、車山肩は3〜4割、同センター周辺の園地は5割以上が咲き、高原全体としては20日(木)近辺まで楽しめそうという。
 群生地は、動物による食害を防ぐため電気柵に囲まれている。同センターは「草原内には立ち入らず観光客同士、配慮しながら観賞してほしい」と話している。
(写真は、霧ケ峰の富士見台で見頃を迎えたニッコウキスゲ)