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願い託して風船空へ 大城山山頂で真ん中の日の催し
2023年7月3日
辰野町の大城山(標高1027メートル)山頂で2日、一年365日の真ん中の日に当たる同日にちなんだ催しがあった。ことし半年を振り返り、残り半年への気持ちを新たにする趣旨で、家族連れなど約60人が参加。短冊にこれからの目標や願い事を書いて風船に結び、青空へと放した。
参加者たちは黄、オレンジ、緑、ピンク、紫と多様な色の風船に願いを込めた短冊を取り付けた。「3、2、1」のカウントダウンで一斉に飛ばし、「カラフルできれい」と行方を見送った。親の帰省で町に来ていて参加した神奈川県大和市の男児(6)は「サッカー選手になりたいと書いた。願いがかなうといいな」と話した。
催しは、「日本中心のゼロポイントを護(まも)る会」のメンバーらでつくる実行委員会が主催。大城山に位置するゼロポイントと結び付けて「真ん中」をテーマにしたイベントを開こうと、2021年から毎年計画している。
一昨年、昨年は参加者が20人ほどと少なかったため、ことしは山頂周辺での宝探しも新たに企画。風船を飛ばす前に子どもたちが楽しみ、小澤信一実行委員長(76)は「イベントを通じゼロポイントにも興味を持ってくれたらうれしい」と期待していた。(写真は願い事を書いた短冊が付いた風船を空へと放す参加者たち)