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花育事業で心豊かに JA上伊那が小学校へアルストロメリア
2023年5月11日
JA上伊那(本所・伊那市狐島)と同花き部会は10日、管内市町村と共に小学校へ特産のアルストロメリアを贈る「花育事業」を始めた。花に親しむことで心を豊かにしてもらおうと2014年度から続け、本年度は4市町村が対象。初日は伊那市内3校へ花束を届け、受け取った児童らは色とりどりの花を写真に収めたり、花瓶に生けたりした。
本年度は同市、箕輪町、飯島町、宮田村の23校295学級にそれぞれ、10本1束を届ける。地域産業について学ぶ3年生の授業で活用してもらおうと、特産のアルストロメリア、トルコギキョウの栽培方法などを生産者が説明するDVDなども贈る。
初日は伊那小で贈呈式があり、JAの西村篝組合長と花き部会の酒井弘道部会長、白鳥孝市長が3年生の代表児童3人に花束を手渡した。同市東春近でアルストロメリアを生産する酒井部会長は「皆さんに喜んでもらおうと一年中頑張っている。一輪でも花があると心が和むので学校で飾ってほしい」と呼びかけた。
終了後、3年直組(31人)の教室では児童たちが花束を交代で持ったり、ほどいて1本ずつ触ったりした後、花瓶に生けて飾った。教材を使った授業もあり、地元の特産品について学んだ。贈呈式で花束を受け取った児童(8)は「いろいろな色があってきれい。大切に育てたい」と話していた。(写真は届いた花を手にする3年生=伊那小で)