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下諏訪町図書館「こども未来バス」再開

2023年5月1日

ネット用230428未来バス復活へ
 下諏訪町図書館前のあすなろ公園にある「こども未来バス」の利用が6日(土)、再開する。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2020年からほぼ閉鎖していたが、8日(月)からコロナが感染法上「5類」になることを見据えて復活。図書館や公園利用者の憩いの場を提供し、町図書館は本格的な活用も検討していく。
 バスの設置は、中高生が町に提言する「子ども未来議会」で18年、当時の中学生から「図書館の飲食スペースを広げてほしい」などの声を受けて事業化。同年に廃車となった町の中型バスを19年に改装し、中高生がデザインした模様に生徒たちがペイントして同年12月、自由に使える空間として完成した。
 荷物を置いて公園で遊んだり、運転席でハンドルを握ったりする子どもの姿があったというが、感染拡大が始まり、密集してしまうことからわずか3カ月ほどで閉鎖。感染状況が落ち着くと開放したこともあったが数回に限られ、「乗りたい」「いつ開放するか」などの問い合わせが町図書館にあったという。
 6日以降は感染症に不安がある人を考慮し、消毒液を置き、窓を開けて換気するなど対策する。町図書館は「いろいろな人の思いが重なってできたバス。大切にしながら図書館や公園に来た際に座って休んだり、お弁当を食べたり、どんどん活用してほしい。バスを使ったイベントも計画したい」としている。
 バスは町図書館の開館日、午前10時から日没まで開放する。
 町図書館は6日午前11時から、バスの前で「のりものおはなし会」を開く。こどもの読書週間(〜12日)にちなんだ特別企画。大型絵本「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」「おべんとうバス」の読み聞かせなど、乗り物にちなんだ物語を披露する。
 参加無料。雨天の場合などは場所や内容の変更もある。問い合わせは同館(電27・5555)へ。
(写真は、利用を再開する「こども未来バス」)