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早くも田植え 苗青々と 瀬戸ライスファームで
2023年4月26日
辰野町内で田植えが始まった。米生産販売業の瀬戸ライスファーム(瀬戸真一代表)が、一般の農家に先駆けてスタート。水が張られた田んぼに機械で手際よく苗を植え付け、一足早い早苗の季節を告げている。
同社は赤羽や樋口、羽北といった地域で田の管理を請け負うなどしていて、ことしは約43ヘクタールを作付けする予定。コシヒカリやミルキークイーン、県オリジナル米の風さやかなど6品種を育てる。25日は7条植えの機械を使い、極わせ種「五百川」を植えた。昼過ぎから雲が広がって雨がぱらつく天候で、空模様を気にしながら進めた。
田植えは1日1〜1.5ヘクタールのペースで行い、6月上旬までの予定。瀬戸代表(56)は「ことしは春先の暖かさで育苗が難しかったけれど、苗の出来は順調。今後の天候に恵まれ、おいしい米ができるといい」と話していた。
町農業振興センターによると、一般の農家の田植えは連休明けから徐々に始まる見通し。最盛期は5月中下旬とみている。(写真は機械で田を往復して進む田植え=赤羽で)