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下諏訪南小児童がリンゴの花摘み体験

2023年4月25日

元・乙女リンゴ花摘みネット用
 下諏訪南小学校の3年生76人は24日、赤砂崎の「乙女リンゴ圃(ほ)場」で花を摘み取る体験学習をした。実を大きく育てるため、中心になる花を残して不要な花を取り除く果樹栽培に欠かせない作業。児童は栽培農家や町職員らの指導を受け、楽しそうに取り組んだ。
 地域の特産品を知り、農業に関心を持ってもらうため、町農業技術者連絡協議会が「食農教育事業」の一環で毎年、体験の機会を設けている。ほ場は赤砂崎公園北側の町有地にあり、約870平方メートルに「アルプス乙女」や「シナノプッチ」などが植えられている。
 強い風が吹く中、児童は薄いピンクの花が咲き誇る畑に入り、コンテナに乗るなどして慎重に摘み取った。「いっぱい花があるので、難しい」などと言いながら40分ほど作業。女子児童(8)は「摘む時にプチプチして面白い」、別の女子児童(8)は「おいしいリンゴになってほしい」と話していた。
 地元農家による「赤砂果樹研究会」が消毒や除草などを続け、児童たちは10月初旬の収穫作業にも携わる。研究会の花岡正彦会長(68)=西赤砂=は「口に入る食べ物がどう作られているかを学び、栽培の苦労を知ってほしい」と期待していた。(写真は、リンゴの花摘みに挑戦する南小の3年生 )