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小野おんばしら 両小野中の特製法被完成

2023年4月20日

HP230419両小野中法被贈呈写真1
 5月の「小野おんばしら」で、両小野中学校生徒が袖を通すオリジナル法被が完成した=写真。生徒自らがデザインを考え、両小野地区のPRキャラクター「うとう」など、学校に関わりが深いものをあしらった。個性ある見た目に仕上がり、生徒たちは「みんなで着て、地域の祭りを盛り上げたい」と話している。
 紫色を基調とした見た目。同校生徒が考案したうとうは祭りらしくはちまきを巻いた姿で背面にデザインし、「RYOONO」の文字も添えた。左の前身頃と袖は黄色を配し、同校の庭に生え、長年大切に育ててきたオキナグサを描いた。
 地域課題の解決を考える昨年度の「アントレプレナー学習」の一環で、地域PRグループが「うとうで大祭を盛り上げたい」と考えたのが切っかけ。3年生を中心に、北小野在住のデザイナーの協力も得てデザインを考えた。制作に当たっては、取り組みを知った地元の小野と北小野の両財産区が費用を出し、90着が出来上がった。
 19日、両財産区が法被を同校に届けた。瀬戸肇小野財産区議長(69)と永原英男北小野財産区議長(69)は「法被をフル活用して、御柱祭や両小野をアピールしてほしい」などと伝えた。生徒会長の白鳥怜さん(3年)は「地域の人と卒業生の思いが詰まった法被。しっかりと役立てたい」と話した。
 5月3日(水=祝日)〜5日(金=祝日)の御柱祭で同校は、塩尻市の北小野地区センターにブースを出店。うとうをあしらった手拭いや木札、文具などを販売する。4日(木=祝日)午前10時10分〜40分には、同センターで吹奏楽部による演奏会も開き、大祭に花を添える。
 法被はこのほかにも、10月に予定する開校70周年記念イベントや学校行事で活用する。