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レイクリゾート拠点「蓼科BASE」が完成〜24日から営業〜

2023年4月15日

蓼科BASE230414-2
 茅野市北山、蓼科湖のほとりに新たな観光施設「蓼科BASE(ベース)」が完成した。14日、現地で竣工(しゅんこう)式があり、出席した30人余が蓼科湖、白樺湖、女神湖の魅力を一体的に発信する「レイクリゾート」の拠点としての機能を発揮し、一帯の活性化を願った。24日(月)から営業を始める。
 観光まちづくり会社の「帰ってきた蓼科」(同市北山)が、蓼科湖畔の道の駅「ビーナスライン蓼科湖」に隣接するプチホテル湖の美(このみ)の建物を改修。総工費は約2億5千万円で、観光庁の高付加価値化事業の採択を受けて約1億円の補助を受けた。
 2棟からなる蓼科BASEの総床面積は約1160平方㍍。ベッドや和室、露天風呂付き客室計13室を備える宿泊施設や日帰り温泉、地元食材などを提供する五つの飲食店、観光案内所を備える。公共スペースも設け、誰でも自由に休憩や情報交換をしたり、観光情報を収集したりできる場にする。
 式で同社の矢崎公二代表は「観光客はもちろん、別荘利用者、地域住民が集って交流していただける場になれば。地域の観光発展につながり、皆さんに愛される施設になるといい」と期待した。
 湖の美は、木造のレストラン棟は蓼科湖の完成と同時に1952(昭和27)年、鉄筋造のホテル棟は92年に開業。近年は経営者の高齢化で従業員の人材確保が難しくなり、昨年10月末に営業を終えていた。
(写真は、レイクリゾートの拠点として開所する蓼科BASE)