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小野おんばしら雨中に熱気 山出しを締めくくる
2023年3月27日
辰野町小野の矢彦神社御柱祭は26日、二の柱の山出しが前日に続いてあり、飯沼地区の曳行によって県道沿いの一里塚に曳きつけられた。小野神社(塩尻市北小野)の山出しは二、四の柱が行い、「小野おんばしら」の山出しは全て終了。両神社とも5月の里曳き、建御柱へとリレーされる。
前日に続いてあいにくの雨。矢彦神社二の柱は、悪天候で曳子の参加が減ることや安全な曳行に配慮し、途中から投入予定だったトラクターを出発から利用した。参加者は曳綱に沿って御柱と一緒に歩き、接待が入った途中の休憩では和やかに交流。代わる代わる御柱の上で木やりの声を響かせるなど、祭りの雰囲気を楽しんだ。
終点の一里塚には、ほぼ予定通りの午前10時半過ぎに到着。全員の力で定位置に移動させ、曳きつけを万歳で喜んだ。小林千廣実行委員長(73)は「2日間とも雨に見舞われたが、安全に曳行できた。この一致協力を里曳きにつなげたい」と話していた。
両神社の里曳き、建御柱は、5月3日(水=祝日)〜5日(金=祝日)。両神社4本ずつの御柱がそれぞれ安置してある場所から神社へと集結し、建てられる。