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初の「合戦印」販売 高遠城の魅力知って
2023年3月8日
1582(天正10)年3月2日に行われた武田、織田両氏による最後の決戦「高遠城の戦い」。舞台となった高遠城趾公園(伊那市高遠町)の、桜以外の魅力を知ってもらう取り組みを進める同市観光協会は、初めて3種類の「合戦印」を作り、高遠町観光案内所と同町歴史博物館で販売している。
武田家最後の砦(とりで)・高遠城では一族の命運を懸け、5万の大軍で押し寄せる織田軍に対し、わずか3000の兵で迎え撃ったとされる。この時の城主が武田信玄の五男で、県歌「信濃の
国」にも登場する仁科五郎盛信。激しい戦いによる血で、高遠の桜は赤く咲くようになったとも伝えられる。
合戦印は、「高遠城の戦い」「仁科五郎盛信」「織田信忠」や戦いがあった日などを印字し、1枚400円、3種類セットで千円。協会担当職員は「高遠の人は最期まで武田家と当主・勝頼への忠義を貫いた仁科五郎盛信に熱い思いを持っている。合戦印を切っかけに、より多くの人に知ってほしい」。
(写真は、高遠町観光案内所などで販売している「合戦印」)