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返礼品に宿泊所利用券 辰野町ふるさと納税
2023年3月2日
辰野町は、町内の民泊施設やゲストハウスの利用券を、ふるさと納税の返礼品に加えた。1万円の寄付につき3千円分の利用券を贈る。寄付者に町内の宿泊施設を積極的に利用してもらい、多様な形で町と関わる「関係人口」の増加につなげる。
町によると近年、返礼品の需要が地域の特産品や伝統工芸品から、旅行などの「体験型」に変化しているといい、こうした傾向を踏まえて今回の利用券の追加を決めた。これまでも町の返礼品には指定管理施設などの利用券はあったが、より旅行を楽しめるようにと、利用先を民泊施設やゲストハウスにした。
利用券の対象は「古民家民宿 なないろ」(小野)、「古民家民宿 おおたき」(小横川)、「民泊 和加多」(同)、「古民家ゆいまーる」(下辰野)、「Oto&(オトト)」(川島)の5施設。食事や宿泊に利用できる。ふるさと納税ポータルサイト(ふるさとチョイス、楽天ふるさと納税、さとふる)で受け付けている。
ゆいまーるの矢ケ崎芳恵オーナーは「多くの人に辰野に遊びに来てほしい」とし、おおたきの大瀧利久オーナーは「町外の人が辰野を知る間口が広がった。利用者が増えれば」と期待する。
(写真は、利用券を手に「辰野に遊びに来てね」と呼びかける民泊施設やゲストハウスの関係者たち)