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夕闇に光の競演 冬のほたる花火や演奏
2022年12月5日
辰野町の冬の一大イベント「冬のほたる2022」(町観光協会主催)が3日夜、荒神山公園で行われ、次々に打ち上がる花火が漆黒の空を華やかに彩った。演奏会とキッチンカーの出店もあり、町内外から足を運んだ大勢の家族連れやカップルたちが冬の訪れを感じながら、楽しい時間を過ごした。
花火の1時間前の午後5時から、イルミネーションを施したD51前駐車場で演奏会がスタート。サックスなどの演奏家3人が冬の曲を届け、信州辰野太鼓のメンバーが力強く太鼓を打ち鳴らした。キッチンカー6台も並び、白い息を吐く来場者たちはホットドリンクやスープで温まった。
約80発の花火は、演奏をいったん止め、野球場から打ち上げられた。10分間にわたって夜空に華やかな大輪が咲き、迫力の音と振動でも来場者を魅了。一眼レフカメラを三脚に乗せて撮影に臨む写真愛好家の姿もあった。
町外から家族4人で訪れた男児(5)は「花火がきれいだった。近くで見られてうれしい」と話した。(写真は冬の夜空を染める花火とイルミネーションで彩られたD51のコラボレーション)