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舞台での練習スタート 27 日公演のオペラ「御柱」

2022年11月20日

HP221119オペラ御柱練習
 1998年の初演以来、おんばしら年に再演を重ねてきたオペラ「御柱」の5回目の公演は、27日(日)午後2時から岡谷市カノラホールで開く。本番を1週間後に控えて 19日からはステージに組み上げた舞台上での練習が始まり、プロのソリストや公募による合唱団員らの熱気が一段と高まってきた。
 オペラ「御柱」は、7年目ごとに行われる諏訪大社御柱祭をモチーフに、古代スワの覇権を巡る人間模様を描いた神話オペラ。地域の特色を生かした創造性あふれる作品を「もうひとつの御柱」として発信し、世代を超えて伝承されていく芸術文化を創り上げていこう̶と同ホールの開館10年を記念して制作、初演された。
 おんばしら年に再演を重ねる中で、台本や曲の再構成を施したり、衣装や舞台セットを市民自らの手で製作したりするなど、市民参加で創り上げる努力を続けてきた。今回も幅広い世代の市民にオペラ制作に携わってもらうことでオペラへの関心を高め、次世代の音楽文化の担い手育成にもつなげようと、舞台幕をワークショップで製作した。
 仕込みが終わったステージでの練習は全2幕5景をプロローグから順に進め、出演者の立ち位置など演出を確認しながら行われた。新型コロナ感染対策で全員がマスクを着用したままの練習で制約はあるものの、歌声と熱気がホール内を満たしている。
 本番に向けて練習は追い込みに入り、24日(木)には衣装を着けてピアノ伴奏による通し稽古、25日(金)からは管弦楽(オペラ御柱チェンバーオーケストラ)が加わり、26日(土)はゲネプロ(総合リハーサル)を行う。 チケットは全席自由で3千円(小中高生千円)。問い合わせは同ホール (電 0266・24・1300)へ。
(写真は、仕込みが終わった舞台で練習する出演者)