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映画「百花」公開に合わせ 諏訪湖オータム花火

2022年9月12日

HPオータム花火
 諏訪観光協会、諏訪湖温泉旅館組合、諏訪商工会議所、諏訪市が共催する「諏訪湖オータム花火」が9日、始まった。諏訪湖畔で撮影が行われた映画「百花」の公開に合わせて企画。作中に登場する「半分の花火」(水上スターマイン)などが観客を楽しませた。
 諏訪市湖畔公園前の初島と台船から1日約500発ずつ、10分間の花火を打ち上げる。市民参加型のイベントを目指し、花火玉に添付するメッセージを事前に募集。県内外の10〜70歳代から、コロナ禍に打ち勝つ決意や家族への感謝、「百花」への期待などの37件が寄せられた。
 9日に全国公開された「百花」は、記憶を失っていく母親と思い出を取り戻していく息子の物語。川村元気監督は、諏訪湖の水上スターマインについて、「半分は実像、半分は虚像という点が人生と記憶の関係性に似ている」などと話している。
 残りの日程は、17日(土)、23日(金=祝日)、24日(土)。各日午後8時半から。旧東洋バルヴ諏訪工場跡地を午後7時半〜9時10分に駐車場として開場する。
 同4団体は10月にも、毎週土曜日の計5日間、午後6時から10分間の花火を打ち上げる。水上スターマインはなく、諏訪湖で開かれる全国新作花火競技大会に参加していた煙火店25社の創作花火を日替わりで上げる。今月下旬まで、花火玉に貼るメッセージも諏訪観光協会ホームページで受け付ける。
 (写真は、湖面を染める「半分の花火」)