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調和?混沌? 不思議な世界観 岡谷で複合アートイベント開幕
2022年8月6日
県内外から130人を超える芸術家が集う複合アートイベントが5日、岡谷市内で開幕した。初日は同市の2会場でパフォーマンスや作品、体験などさまざまな表現が入り交じり、来場者は調和しているようにも、混沌(こんとん)としたようにも見える不思議な世界観を楽しんだ。7日(日)まで。
アートに根差し、アートで地域振興を図る県内外の有志でつくる団体「アルボグランデ」が、4月の発足から旗揚げイベントとして初開催。「MIX OKAYA ART FESTIVAL(ミックス・オカヤ・アート・フェスティバル)2022」とし、新たな創造や未来を担う子どもたちの育成も視野に計画した。
初日、JR岡谷駅前のテクノプラザおかやでオープニングを飾ったのは諏訪二葉高校書道部。「シルク岡谷」にちなみ、主催者が制作したモニュメントの下で、楽曲に合わせて次々に文字をしたため「飛翔」などと書いた作品を完成させると、喝采を浴びた。
同部の3年生は通常、文化祭を終えて引退となるが、本年度はこのイベントが最後のステージ。部長(17)は「オープニングということで最初は緊張したが、始まったら楽しめた」とやり切った表情を見せた。
アルボグランデ理事長で、自身も画家の福島徹さん(46)は「例えばダンスをしている後ろに絵が飾られていて、最初は調和してないように見えても、次第にどこか調和したようにも感じられてくる。いろいろなジャンルが絡むカオス(混沌)を楽しんでもらえたら」と話した。
会場は同施設と岡谷美術考古館。午前9時半開場できょう6日は午後5時、7日は同2時まで。詳細はウェブサイト(https://arbolgrande.jp/mix2022)に掲載している。