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地元の農産物味わって オープンエアマーケット始まる
2022年5月22日 本年度最初の「オープンエアマーケット」が21日、岡谷蚕糸博物館マルベリー広場で開かれた。新型コロナウイルス感染症の影響で、農産物の販売機会が減る生産者を支援しようと岡谷市が2020年9月から始めたイベント。初回は市内の農園など7団体が出店し、地元で取れた野菜や花苗、農産物加工品などが販売され、多くの市民らでにぎわった。
初の雨天開催となった同マーケット。市農林水産課によると、午前10時までに60組150人ほどが来場したという。感染対策で間隔を空けて各団体のブースが並んだ。
各店先にはサヤエンドウ、アスパラガスなどの春野菜やワラビ、フキなどの山菜、桑の実ジャム、花やハーブなどの苗が所狭しと並び、来場者は手に取ったり眺めたりと品定め。店主と調理方法について会話するなど、交流しながら買い物を満喫した。
子ども向け体験イベント「ショベルカー乗車体験」には朝から家族連れが列をつくり、記念撮影に納まる姿もあった。
初年度から出店する同市湊の「いとう農園」の伊藤けい子さんは「市民の皆さんに無農薬野菜を食べてもらう機会をつくっていただきありがたい」と感謝し、初めて家族で訪れたという平沢恵実さん(長地鎮)は「店まで行かなくても一堂にお店を回れて楽しい。購入した手作りクッキーも楽しみ」と笑顔だった。
同マーケットは11 月まで残り6回、毎月第3土曜日に予定する。
(写真は、商品を手に取り、買い物を楽しむ来場者)