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伊那おんばしら コロナ下車両で初の運搬、曳行

2022年4月25日

HP A面用三輪神社
 辰野町の三輪、宮木諏訪、法性3社で23日、7年目ごとに1度の御柱祭「伊那おんばしら」が始まった。3社とも新型コロナの感染対策で基本的には人力による曳行はやめ、車両で山から里へと御柱を運搬、曳行。参加者も絞り異例の形式となったが、氏子らが付き添い、木やりや威勢のいい掛け声などを響かせた。
 朝から穏やかな青空に恵まれ、各安置所で神事を行い出発。宮木諏訪、法性はトラクターやホイルローダーなどと柱をつないで引っ張り、カーブでは元綱、てこ、追綱係が力を合わせてスムーズに通過した。三輪はトラックに乗せて神社前まで曳きつけ、御幣を担いだ青年会が商店街などを練り歩いた。
 柱によっては花笠踊りや長持などが披露され、にぎやかなお祭りムードを楽しむ住民らの姿も見られた。平出出身の男性は法被姿で観覧し「みんなで曳いて盛り上がりたかったが、柱は大きく、迫力があってすごい」と家族4人で雰囲気を味わっていた。
(写真は、発送式で木やりとともに柱を揺らす御柱青年会=三輪神社)