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諏訪地方トップで小宮御柱祭 横川、東堀、西堀「三区山の神」
2022年3月7日
諏訪大社御柱祭に先駆け、岡谷市の横川、東堀、西堀の「三区山の神神社」の御柱祭が6日、行われた。関係者によると、今秋を中心に地域の神社などで斎行される小宮祭では諏訪地方のトップを切る祭り。新型コロナウイルス感染対策で規模を縮小しつつも、3区の住民ら約40人が力を合わせ、無事にほこらの四隅に柱を曳き建てた。
山の神神社は、上の原小学校の裏山にあり、山仕事や地域の安全を願い3区で祭る。御柱はヒノキで一の柱で太さ20㌢、長さは6㍍ほど。本来は250人ほどが参加して盛大に行うが、今回は各柱10人ほどで奉仕し、曳行距離も神社手前の約100㍍にとどめた。
「力を合わせてお願いだー」の木やりを合図に「よいさ、よいさ」の掛け声で一の柱から順番に出発。参道脇の斜面を木落しに見立てて滑り落とす場面も。建御柱では最後に一の柱に氏子1人が乗り、下から見上げる氏子らに向かって宝投げも行われた。
当番区の横川区の竹澤幸男区長(72)は「無事に終えることができて良かった。コロナによる規模縮小は仕方ないが楽しくやれたと思う。山の神様も喜んでくれているのでは」と満足そうに話していた。
(写真は曳行を開始する一の柱)