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綱打ちサンデー〜御柱祭に向け3カ区実施〜
2022年2月28日
下諏訪町の第七区、九区、十区は27日、諏訪大社御柱祭に向けて御柱の曳綱を作る「綱打ち」をそれぞれ行った。22日に山出しの人力曳行中止が発表されたものの、技術伝承などを目的に3カ区とも当初計画通り実施。氏子が一致協力して御柱を曳く本来の姿で、里曳きが行われることを願いながら、各区に割り当てられた綱を仕上げた。
十区祭典委員会は宮坂建材前の町道(西豊)で行い、元綱やてこなどを担当する若手を中心に役員約100人が参加。長さ約30㍍の里曳き用秋宮四女綱2番綱と、小宮の若宮神社の曳綱を打った。
山出し用の秋宮三女綱2番綱の綱打ちは中止。前回は400人程度いた参加者を絞り、マスク着用など新型コロナウイルスの感染対策を行って作業を進めた。
祭典委員長の吉澤達郎区長(70)は、「1200年の伝統ある行事であり、参加することで地域の活性化や年齢を超えた団結力が生まれた。一人一人が日頃から感染対策を行い、この伝統的な行事を守っていきたい」と話していた。
(写真は、一致協力して綱を打つ十区祭典委員会役員)