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守り札などに加工へ〜【上社】御柱の伐採枝 各地区に分配〜
2022年2月18日
諏訪大社上社御柱祭で本宮と前宮に建てる計8本の柱の曳行担当地区が決まったのを受け、上社御柱祭安全対策実行委員会は17日、各地区への柱の枝分けを上社駐車場で行った。昨年10月の伐採で出た枝で、氏子用のお守り札や輪切りの飾りなどに加工される。
曳行担当は15日の抽籤式で決定した。慣例では式後の3月に御用材の伐採があり、その場で落とした枝を持ち帰るが、今回は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮して先に行ったことから、柱の担当が決まるまで保存していた。
抽籤式で前宮二の柱を引き当てた湖南・中洲地区は、大小の枝約400㌔を半分ずつ分配。偶然にも伐採で担当した柱と同じになり、湖南地区御柱祭祭典委員会の池田政光祭典委員長(69)=南真志野=は「運命的なものを感じている。思い入れのある木なのでうれしい」と話した。
(写真は、前宮二の御柱の枝を分配するため、太さなどを確認する湖南・中洲地区の関係者)