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ガラスの里全国6位に プロが選ぶ「100選」
2022年1月29日
信州諏訪ガラスの里(岩波尚宏代表取締役社長)が運営する複合観光施設SUWAガラスの里(諏訪市豊田)は、旅行新聞社(東京都千代田区)主催の「プロが選ぶ観光・食事・土産物施設100選」観光・食事施設部門で全国6位に選ばれた。ベスト10入りは16年連続。これとは別に、今回創設された「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー」の優秀賞にもなり、長引くコロナ禍でもさまざまな工夫で営業を継続する姿勢が高く評価された。
「—100選」は、旬刊旅行新聞を発行する同新聞社が、観光庁や全国旅行業協会などの後援を得て行い、42回目を迎えた。昨年10月の1カ月間に、全国の旅行業者に投票用紙を送り、これを基に選考審査委員会で決めた。同施設は、前回より2ランクアップした。
「日本ツーリズム—」は、同新聞社が取材活動を通じて創意工夫の見られる取り組みを独自で選んだ。同施設はコロナ禍で発表機会が失われたアーティストや商店の救済、クラフトツーリズムを視野に入れた「アーティストスクエア」を昨年4月から開設。現在は全国各地の52作家のブースを設け、漆、木彫、石、紙など、ガラス以外の作品を展示・販売する取り組みが評価された。
同施設は1992年にオープンして30年、2012年から新体制に移行して10年を迎える。ここ2年続くコロナ禍で、来館者が大きく減少する中でも、地元住民に目を向けた「レイクマルシェ」を定期的に開催する試みも加えた。
岩波社長は「各施設が苦しい状況を耐えて耐えて、生き残る対策に必死になっている。当施設も同様で、従業員に感謝する。人と文化の発信を基本に、時代のニーズに応えられるよう変化していきたい」と話した。
「—100選」同部門ではこのほか、おぎのや諏訪店(諏訪市)と門前ひろば食祭館(下諏訪町)、土産物施設部門で、くらすわ(諏訪市)と池の平レイクサイドプラザ(白樺湖)も10位以下で100選入りした。
(写真は、両部門の表彰状を披露する岩波社長=右=ら)