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御柱祭の曳綱打ちへ稲わら用意 八剣神社四乃柱委員会
2021年9月14日
八剣神社の四乃柱御柱委員会は12日、来年秋の同神社御柱祭用に育ててきた稲を刈り取った。来年2月には、このわらを使った曳綱打ちを行う。
委員会は、渋崎、杉菜池、衣の渡、桑原町の4区で構成する。自分たちで育てた稲わらで曳綱を作る伝統を守り、今回も上川1に約20アールの斎田を借りて丈の長い品種「関取」を6月から育ててきた。
新型コロナウイルス感染予防対策で役員ら10人ほどに限定し、機械と人力での作業。80〜90センチの高さまで成長した稲を、初めての経験という役員たちが懸命に鎌を動かして刈り取った。稲は直径20センチほどずつにまとめた後、はぜに掛けて2週間程度乾燥させ、脱穀する予定。
綱打ちは渋崎公民館で予定し、山出し用と里曳き用に、長さ約15メートル、直径最大12センチほどの元綱各2本、追掛綱各1本の計6本を作る。御柱委員会委員長は「綱打ちを十分賄える量。コロナ禍でも、工夫して次の世代へ伝統をつなぎたい」と話した。
(写真は、丈の長い「関取」を刈り取る役員たち)