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赤砂崎の車中泊場 夏休みで利用者増

2021年7月31日

HP車中泊場にぎわい
 下諏訪町が5月に開設した赤砂崎公園内の車中泊場が、夏休みを利用して訪れる県外客などでにぎわっている。町によると5、6月の2カ月を合わせた利用は8台だったが、30日現在で7月は15台と急増。22〜25日の4連休中の利用は計9台で、5月の供用開始後初めて、一日で貸し出し可能な4台分が満車になる日があった。
 車中泊場は、新型コロナウイルスの感染対策で自家用車を使った旅行需要が増えているとし、国の感染症対応地方創生臨時交付金を活用して整備。普通乗用車2台分の駐車スペースを一区画とし、電源設備4基を新設した。1台当たり1泊3000円で貸し出している。
 町によると利用者は、関東や関西、東海、北陸など各地からキャンピングカーで来町。高齢の人や家族連れが多い印象という。7月30日現在で8月は、5日(木)〜15日(日)をピークに24台の予約があり、6(金)15両日は満車。連泊する利用者もいるという。
 連休中の23日、東海方面から訪れた家族は「諏訪湖を望む絶好のロケーション。使いやすいが(駐車場の一角では)キャンプらしい気分を味わいにくいのは残念」と話した。スーパーや飲食店、浴場、観光施設などの案内を望む声もあった。
 町は「段々と認知されてきた感があり、東京五輪の事前合宿で期間中の新規受け付けを停止した間にも、複数件問い合わせがあった。車中泊場を切っ掛けに、下諏訪がにぎやかになってほしい」としている。
(写真は、キャンピングカーの利用が目立った4連休の様子=23日)