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風爽快 景色が「ごちそう」 eバイクで市内名所巡る
2021年7月25日
岡谷市観光協会は24日、電動アシスト機能付きのスポーツ型自転車(eバイク)で市内を巡るツアーを開いた。自転車を活用した観光「サイクルツーリズム」による誘客や、関係・交流人口の創出を図ろうと初企画。県内外から参加した8人が諏訪湖周を中心に走り、湖畔の風とともに岡谷ならではの景色を楽しんだ。
市の本年度新規事業「『岡谷へ行こう」』関係人口等創出・拡大事業」の一環。秋にJR岡谷駅構内へ開設予定の観光案内所を発信拠点とし、サイクルツーリズムや観光先で働く「ワーケーション」の推進を図る。今回は案内所の開設に先立ち、岡谷駅前自転車駐車場で今月から貸し出しを始めたeバイク10台を活用。モニターツアーにも位置付け、参加者の意見を今後の参考にする。
「諏訪湖周フォトスポットツアー」と題し、「市インスタグラムフォトコンテスト2020」入選作品の撮影地を取り入れた約15キロのコースを設定。ルート設定やeバイクの選定にも携わった市出身の自転車冒険家・小口良平さんを案内役に、岡谷駅を出発して鎌倉街道を通り、アジサイの名所小坂公園、釜口水門、横河川の桜並木、国登録有形文化財の旧山一林組製糸事務所を使用する岡谷絹工房などを巡った。
名古屋市から息子2人と参加した女性は「元々自転車が好きで、小口さんのインスタグラムを見て参加した。四季の花を案内してもらうのも楽しくて、特に小坂公園のアジサイがすごくきれい。また来たいと思えた」と笑顔を見せていた。
ツアーは本年度2回計画し、次回は 10 月に「紅葉・山麓」をテーマに出早公園や鳥居平やまびこ公園などを回る予定。
(写真は、気持ちよさそうに諏訪湖畔を走り抜ける参加者)